2019年2月28日木曜日

NEO Core Starter Kit 付属のケース

NEO Core Starter Kit には透明アクリルのケースがついてきます.
NEO Core Starter Kit 付属のケースの写真
NEO Core Starter Kit 付属のケース
ケースに付属しているのは基板を止めるタッピングビスとゴム足です.ゴム足は4つですがタッピングビスは例によって5つ入ってました.(笑)
ケース上面の刻印の写真
ケース上面の刻印
ケースは上下の分割になっていて,上面の方には HDMI や Audio の刻印があります.Mini Shield には HDMI はありませんし,Audio 出力は写真の右側面の USB と LAN のコネクタの間にあり,この刻印のところにはありません.どうやら,このケースは Mini Shield 専用ではなく RaspberryPi(3 model B?)用のケースのようです.

ケースに Mini Shield を収容した写真
Mini Shield を収容してみる
専用ケースではありませんが,付属品ですので Mini Shield をケースにネジ止めすることは可能です.ですが,
ケースに Mini Shield を収容して蓋をしてみた写真
蓋をしようとしたところ
ヒートシンクが干渉して蓋を閉めることができません.

ケースに Mini Shield を収容したところを横から見た写真
横からみたところ
横から見るとヒートシンクを含めた高さが問題で蓋を閉めることができないことが確認できます.このことは製品紹介のページに書いてあります.

*Note: The CORE/CORE2's heat sink doesn't fit into the housing. If you put a CORE/CORE2 into this housing you cannot put a heat sink into the housing either. If you mount a heat sink onto a CORE/CORE2 you cannot put the whole thing into the housing.

とはいえ残念というかイマイチです.ヒートシンクは必須と言われており,ヒートシンクなしで使うことは考えられません.ケースはオマケ程度ということでしょうか.

ケース側面の写真
ケース側面
RaspberryPi 用なのでケース側面の穴も Mini Shield とは関係なく USB のためとおぼしき穴が大きくあいています.でもこれは蓋が閉まらないことに比べれば些細なことですね.

Mini Shield for NanoPi NEO Core/Core2

Mini Shield for NanoPi NEO Core/Core2 はミニというだけあって名刺ぐらいのサイズで基板のサイズは 5.6cm×8.5cm です.(USB や LAN のコネクタが数ミリはみ出しています)NanoPi NEO Core は電源とマイクロ SD カード以外はピンヘッダしかないのでそのままでは使いづらいです.(だからあまり日本で売ってないのかも)それで,とりあえず,すぐ使えるように Mini Shield もいっしょに買ってみました.
Mini Shield for NanoPi NEO Core/Core2 の写真
Mini Shield for NanoPi NEO Core/Core2
M.2 スロットがついていて SATA タイプの SSD がつけられるようになっています.このM.2 スロットは切りかき(key)が B タイプですが実際に結線されているのは SATA のみですので NVMe など PCIe を使う M.2 カードは使えません.長さも 2242 用のネジ穴だけがつけられています.
JMicron JMS567 周辺の写真
JMicron JMS567 周辺
M.2 スロットと NanoPi NEO Core/Core2 の間は JMicron JMS567 が USB 2.0 でつないでいます.このチップは USB 3.0 にも対応していますが Nano Pi NEO Core/Core2 が USB 2.0 しか持ってないので USB 2.0 になっています.空きパターンは SPI Flash ROMをつけるためのスペースで回路図では MX25L1606EM1L-12G (150mil) と書かれていますが,パターンを見ると幅が広い MX25L1606EM2L-12G (200mil) が正しいようで,FriendlyElec の wiki には
  • Room for an SPI Flash(SOP8-200mil) is reserved. Users can solder an SPI flash on the board.
と書いてあります.
空きパターンのすぐ隣(上)の SOP 8pin のチップは JMS567 の GPIO につながっている Flash メモリ PM25LV512 です.

Mini Shield の付属品の写真
Mini Shield の付属品
付属品としてネジが2本と赤外線モジュール(VS1838B)がついていました.赤外線モジュールは基板上に刺す場所があります.自分で適当な長さに切って取り付けろ,ということのようです.VS1838B は単なる受光素子ではなく内部に回路が入っていて,通常の赤外線リモコンで使われる38kHz の搬送波をパルス位置変調したものを検波するようにできています.ネジは SSD を固定するためのものでしょう.

Mini Shield に NanoPi NEO Core を取りつけた写真
Mini Shield に NanoPi NEO Core を取りつける
NanoPi NEO Core を取り付けてみました.ピンヘッダとピンソケットがきっちりしているので一度取り付けると簡単には抜けません.抜けないこともないのですがピンが曲がりそうなので開発用としてこのまま使い続けようと思います.

ピンヘッダと NanoPi NEO Core のコネクタ類の写真
ピンヘッダと NanoPi NEO Core のコネクタ類
Mini Shield のピンヘッダが NanoPi NEO Core のすぐそばにあります.マイクロ SD カードのスロットに近いのでマイクロ SD カードの抜き差しする際にはピンヘッダに刺してある線を一度抜く必要がありそうです.

2019年2月25日月曜日

ヒートシンクをつける

NanoPi NEO Core のために付属してきたヒートシンクNanoPi NEO のものと同じです.NanoPi NEO CoreNanoPi NEO と比べてピンヘッダが1列多いのですがおかまいなしです.ヒートシンクを下に置いたときにヒートシンクが(地面から)浮くようにするため,ネジを基板側につけ,ナットをヒートシンク側につける人も多いようです.今回はピンヘッダを下にして Mini Shield に刺すため,写真のようにヒートシンク側にネジを取り付けました.
ヒートシンクを装着した NanoPi NEO Core の写真
ヒートシンク装着
ヒートシンクにネジとナットが(なぜか)5組ついてくるのは各所でレポートされている通りですが,今回こちらに来たものはネジが1本だけ鍋ネジでした.ヒートシンクのネジ取り付け穴は皿ネジに合わせてすり鉢状にさらって(皿加工)あるわけではありません.ですので全部鍋ネジでもよいのでは,とも思います.
ネジとナットの写真
ヒートシンクに付属してきたネジとナット
ヒートシンクは基板から少し浮いた状態で取り付けるようになっています.そのため,Soc との隙間を埋める厚い熱伝導パッド(シート?)がついています.こんなに分厚くて本当にヒートシンクに熱が伝わるのか不安になりますが,発熱するとクロックを下げるなどの対策をするので問題ないということでしょうか.ご覧の通り,ヒートシンク自体もけっこう薄っぺらです.
ヒートシンク装着後,真横から見た写真
横からみたところ

2019年2月24日日曜日

NanoPi NEO Core 本体を見る

NEO Core Starter Kit に付属の NanoPi NEO Core にはピンヘッダが半田付けされています.Mini Shield に刺して使うのですから必要との判断でしょう.搭載メモリは 512MB,二次記憶の eMMC は 8GB です.eMMC が搭載されていることで SD カードなしでも Linux を動かすことができます.これが今回あえて NanoPi NEO ではなく,同 Core を選んだ理由の一つです.
NanoPi NEO Core 表面の写真
NanoPi NEO Core
NanoPi NEO についている RJ-45 と USB のコネクタはなく,代わりにピンヘッダがついています.これも私には好都合でした.必要なコネクタだけ別基板につければ良いのでケースの加工の手間が省けます.NanoPi NEO だと LAN しか使わないのに隣にある USB のコネクタの穴もケースにあける必要があって加工が面倒なんです.それにピンヘッダになっているおかげで使える入出力インタフェースも少し多くなっています.具体的には USB#3,I2C#2,SPI#1,P#G7 などが追加で利用できます.反面,CVBS がありませんが.
NanoPi NEO Core 裏面の写真
NanoPi NEO Core 裏面
裏面には SD カードと電源用のマイクロ USB のコネクタがついています.このあたりは NanoPi NEO と同じです.SD カードスロットはパソコンで言うと CD/DVD/BD ドライブのようなものでしょうか.電源コネクタもそうですが,さすがにピンヘッダにしない方が良いという判断でしょう.

2019年2月23日土曜日

NanoPi NEO Core 届く

Friendly ElecNanoPi NEO CoreMini Shield for NanoPi NEO Core/Core2 が届きました.実際は NEO Core Starter Kit という形で購入しました.
NanoPi Core Starter Kit の写真
NanoPi Core Starter Kit の内容物
NanoPi NEO Core は(たぶん NanoPi NEO と同じ)箱に入っていましたが,Mini Shield には箱はなく,赤いプチプチに包まれた状態で他の同梱物といっしょに段ボールに入っていました.梱包材以外は本当にこれだけで,説明書のようなものは一切入っていませんでした.